神社に参拝すると柏手を打つのはなぜでしょう? 

神社に参拝すると柏手を打つのはなぜでしょう? 

 初詣、七五三、祈願と、私たちは神社によく行きますが、何となく手を打って
 拝礼しますね。 これは、大昔の日本人の生活習慣から来ています。

 中国の歴史書で、有名なヒミコの話を載せてる魏志倭人伝(ぎしわじんでん)には、
 「倭人(わじん=日本人)は、偉い人に会ったときは手を打つ」と書かれてます。
 つまり、現代の握手などと同じように、人と会うと柏手を打ったらしいのです。

 この柏手は魂振(たまふり)といわれ、立てる音で神様を招き寄せて、お互いの
 魂(たま)をふり動かすという神がかりの祝福の方法でした。
 ここから、現在のような参拝に柏手を打つ習慣が生まれたのです。

 尚、柏手の打ち方は普通、「二拝二柏手一拝」で、二度礼をして、ポンポンと
 二度手を打ち、最後に一礼します。
 七五三の時は、これと少し違って「二拝二柏手祈願、二柏手一拝」で終わります。
 また、出雲大社など、柏手は二回でなく四回打つところもあります。

 今年、初詣の参拝も、二拝二柏手一拝でしっかりとお願いしてきました。(^^;


                                                                                                                                                              • -


 除夜の鐘は何故百八つなのでしょう?

 大晦日の夜に除夜の鐘を聞きながら、新しい年を迎えるのは、ほとんどが
 全ての日本人の年中行事ですね。

 この除夜の鐘は、「百八つ」つかれることになってますが、百八つというのは
 人間の「百八つの煩悩」のことだということは、ご存じでしたか?
 仏教では、人間には百八つの煩悩があって、梵鐘(ぼんしょう)の音を聞くと
 その煩悩から解脱すると言われてます。

 そこで、一つ一つの煩悩から解き放たれて自由になり、新しい気持ちで新年を
 迎えることが出来ますようにと、年の最後の日に、鐘の音を聞きながら払い
 清める訳なのです。
 また、梵鐘には上の方に二十五ずつ四カ所と二つずつ四カ所に、合計百八つの
 イボが必ず付けてあって、「百八つの煩悩」を表してるのです。

 まだまだ、私には煩悩が多すぎて・・・修行?が足りません...(-.-)


                                                                                                                                                              • -


 ポン酢の「ポン」とはどういう意味?

 寒い季節にはなんといっても鍋料理が一番ですね。
 熱い鍋を家族で囲んで、ふうふう言いながら食べる楽しさは格別です。

 この鍋料理、ことにちり鍋や湯豆腐には欠かせないポン酢ですが、おいしさを
 いっそう引き立たせてくれます。
 ポン酢といえば、柑橘類の酸味が味のベースになっています。
 柑橘類には、ポンカンとかザボンなどがあって、ポン酢のポンと語感が近いので
 日本語のように思いがちですが、これは意外なことに語源はオランダ語なのです。

 オランダでは、ポン酢のことをPons(ポンス)といいます。
 これはビターオレンジで、日本でいえばダイダイの絞り汁です。
 これにお酒や砂糖を加えて、温めて飲むのですが、このPonsが日本語の酢を
 連想させるので、酢の字をあて、ポン酢と呼ぶようになったのです。

 オランダ語から日本語に転じた言葉はたくさんありますがポン酢もその一つですね。


                                                                                                                                                              • -


 コックさんの帽子が高いわけは?  

 これは料理とはなんの関係もなく、料理人の気まぐれなオシャレ心から生まれた
 ものです。
 18世紀も終わりごろのフランスに、アントナン・カーレムという当時最高の
 名コックがおりました。 ある晩、彼の料理を食べに来たお客の中に、白くて背の
 高い帽子をかぶってる人がいたのです。
 これを見たムッシュー・アントナンは、すっかり気に入ってしまい、早速調理場で
 自分も同じ様な帽子をかぶったのでした。

 最高のコックがかぶった帽子は、その後料理人のシンボルのようになり、腕と年季に
 よって高さが増し、料理長のかぶるものは最高35センチもあります。
 このため、フランスでは料理長のことを「グラン・ボネ」(大きな帽子)という
 愛称で呼んでます。

 コックの中に背の低い人がいて、背を高く見せるためにかぶったという話もあります。
 ちなみに、首の回りに巻いた白いスカーフは、もともとは料理長だけが身につける
 ことができたのです、それは何故かというと、昔は料理長だけしか冷蔵庫へ入ることが
 許されなかった為、寒さよけという実用的な意味があったのです。


                                                                                                                                                              • -


 モナリザは何故微笑みを浮かべてるのでしょう?

 レオナルド・ダ・ヴィンチの傑作「モナリザ」は、唇に浮かべた薄い微笑みで、
 あまりにも有名ですね。
 この口元がいくらかひきつったような謎の微笑みはなぜ生まれたのでしょう。

 モナリザのモデルはフィレンツェの富豪ジョコンドの妻エリザベッタといわれ、
 「モナリザ」とは、我がエリザベッタという意味なのです。
 この絵は、1503年から足かけ4年くらいの間、彼女が24から27歳ぐらいにかけて
 描かれたそうです。

 ダ・ヴィンチは、製作に4年もかけたのですが、そんな長期間、モデルに同一の表情を
 とらせることはとても不可能です。
 そこでダ・ヴィンチは、退屈してくるエリザベッタをなぐさめようと、アトリエに
 音楽家や道化師等を招いたのです。
 エリザベッタの気をまぎらわせようとしたこの作戦、当たったわけで彼女は終始あの
 微笑を浮かべていた、といわれてます。

 また、別な説もあって、あの微笑は、ほほ笑みではなくて、むしろ哀しみをこらえている
 口もとだ、という説です。
 それというのも、エリザベッタは当時子供を失ったばかりだったので、モデルになってる
 期間中、子供のことを思いだし、その悲嘆が表情に表れたのだろうというものです。

 ・・・貴方は、どちらと思いますか?





                                                                                                                                                              • -


 ゴキブリは何故毛嫌いされるのでしょう?

 おそらく昆虫の中でもっとも嫌われてるのがゴキブリではないでしょうか?
 見つけられ次第、「ひゃ〜〜〜!ゴキブリ!!」なんてカナキリ声を上げながら
 新聞紙などを持った人間達に追い回されあげくに叩き潰される・・
 あまりにも悲しい運命の虫ですね。
 このゴキブリ君、古くから嫌われてたようで、その名前も食器をかじるという意味の
 「御器かぶり」からきてるといわれてます。

 しかし、この嫌われ者も実は世界の各地で薬や食料に利用されており、日本でも
 「しもやけ」にその体液をぬったり、風邪や胃腸病の薬として飲んだりしていたそうです。
 (ああ・・気持ち悪くなりました?  もう少し我慢して読んで下さいね)

 今ではとても考えられない事ですが、それではなぜ現代ではこんなにも嫌われるように
 なったのでしょう。
 「あの脂ぎった感じがイヤ!」とか「走る姿がイヤ!」とか「あのヒゲの動きがイヤ!」
 とか汚らしいとかいろんな嫌悪の理由がありますが、よく考えてみればどれも説得力に
 欠けるものばかりです。

 昔は、ゲジゲジやムカデ、ガ、クモ、ヤモリなどいろいろな嫌われ者がいたのに、
 今都会ではほとんどみられなくなって、ゴキブリだけが残ったことによる一つの
 「誇張症状」ではないかと言われてます。
 そして、それに加えて、コマーシャルなどでゴキブリをやたら悪者にするイメージ作りが
 行われていたことも大きな要因とも言えますね。


                                                                                                                                                              • -


 平安時代になぜ女流文学が花開いたのでしょう

 「源氏物語」の紫式部、「枕の草子」の清少納言、「更級日記」の菅原孝標の娘、
 「蜻蛉日記」の藤原道綱の母など、平安時代には女性が文筆面に進出し、女流文学
 が開花しました。
 これはかな文字が女性文字として宮廷の貴族女性たちの間に広がり、定着したことが
 大きな要因になったそうです。

 当時の社会では、男性は漢字を常用しており、文字が読み書きできるのは、貴族、僧、
 神官など一部の階層に限られていました。
 それが女性は平易な「かな」文字を使用することによって、男性より一歩先んじて文学に
 関心をもち、作品を書き、鑑賞するようになったのです。

 かな文字の平易さが女流文学の洗練をうながした他に、当時の女流文学の出身が中流貴族
 だったことも見逃せません。
 これは京都にのみ居着いてる上流貴族と違って、受領(地方長官)程度の中流貴族は地方に
 任官されることも多く、彼女たちは父や夫とともに旅をし、見聞を広げ豊富な体験をして
 文学の糧を得ていたものと思われます。 

                                                                                                                                                              • -


 なぜ精液で血液型がわかるのでしょう?

 血液反応の出ない犯罪でも、精液などから犯人の血液型が判定されることがあります。
 血液以外でも唾液や胃液、涙、尿、汗、羊水、精液などの体液から、血液型を判定する
 ことが出来るのです。
 それは、これらの人間の体液の中に、赤血球と同じように、水溶性の抗原が分泌されている
 からです。

 分泌される抗原は、A型の人はA物質、B型の人はB物質と決まっており、この抗原を調べる
 ことで判定が出来るというわけです。
 但し、O型の人は赤血球に抗原がありません。 しかし、水溶性の抗原物質でHと呼ばれる
 ものを唾液などに分泌しています。
 血液や体液以外でも、毛髪からも血液型の判定は可能です。


                                                                                                                                                              • -


 ペット愛好家・・・  

 ペット愛好家が増えていますが、我が子の様に可愛がり死ねばお墓を建てたり法要も行う
 心優しい愛好家がいますが、その一方で飽きると捨ててしまう悲しい人も多いのです。
 まるで遊び飽きたオモチャを捨てる幼児のように・・・

 最近は、この現代人の為にペット達の受難史が始まったのです。
 例えば、野犬ですが、法律では鑑札や予防注射済票をつけないまま放し飼いになってる犬は、
 抑留しなければなりません。
 そのために、捕獲され引き取り人のいない野犬は安楽死のコースをたどることになります。
 「可哀想に・・」と思いながら関係者は涙をのんで処分しているそうです。

 しくみをいいますと、捕獲や持ち込みをされた犬達は保健所(東京都は動物管理事務所)の
 一般犬舎に入れられます。 一日ごとにオリを移動して7日までに引き取り手がなければ、
 動物愛護センターに護送されガス室安楽死させたあと焼却炉で焼かれます。
 1年間に全国の自治体で処分される犬はなんと35万頭を越えてるそうです。

 何とも悲しいことではありませんか・・・(;_;)


                                                                                                                                                              • -


 天気予報番組のしくみは?

 テレビ番組の天気予報は、新人アナウンサーの登竜門になっており、最初に担当させられる
 のが天気予報番組です。 リアルタイムであることが天気予報の絶対条件であるため、
 番組も生放送になります。 
 ゴマカシがきかないのでその緊張感から、トチッてしまう女性アナウンサーを時折見かけ
 ますが、まあミスをしてもご愛嬌で済むのは、天気予報と同じ? (^^;
 もっとも最近は、天気予報士の国家資格を持ったアナウンサーが、担当してるようですね。

 一方、予報の発信源である気象庁は、運輸省の外局ですが、両者の関連性は不思議な気も
 しますが、天気予報は船や飛行機などの運行に密接に関係しているからだそうです。

 気象データは、気象衛星、地上、地域の観測所、富士山レーダーなどから資料を集め、
 天気図を作りコンピューターで予想天気図を作成します。
 それを元に予報し、放送局で番組の打ち合わせを行うのです。